本好き教師の読書感想文

現役小学校教師がおすすめ本を紹介しています!

習慣超大全  ー BJ・フォッグ 著  須川綾子 訳 ー

今回は、わたしの求めていた本に出会えたので、少し興奮気味にお伝えしたいと思います。しかも、作者も内容も分からず、図書館でたまた手に取った本だったので運命的な出会いを感じました。

まず、著者の紹介です。皆さんご存じスタンフォード大学の教授をされていて、行動科学者の方です。さらに、多くのビジネスマン(イノベーター)に向けて、人間行動の仕組みをレクチャーされています。インスタの共同経営者など多くの起業家に影響を与えている方で「知るべき新たな指導者10人」に選ばれた、すごい人の本です。

めちゃくちゃ為になり、人生にも影響を与える内容だと感じました。500ページを超える内容なので、読み切った後では、最初の内容を忘れていると思うので、自分の頭に残すため数回に分けて投稿し、アウトプットしていきたいと思います。

なので、今回から数回は結論(まとめ)は出さず、ただ、内容をお伝えしていきます。読みづらいかもしれませんが、お付き合いください。最後に、まとめをしたいと思います。

 

まずは、イントロ(前書き)だけを紹介します。ここだけでも、良い本だと分かる内容です。

本の最初に、人の変化は簡単に起こせる(しかも楽しい)と書かれています。次の行には、小さいことは強力だと書かれています。普通の啓発本ならちょっと怪しく感じますが、これについて分かりやすく解説されています。

変化したいにもかかわらず「すぐにサボってあきらめてやめてしまう」ときに、自分を責めるのではなく、やり方に焦点を当てることが大切です。説明書の記載が間違っていて部品が足りないとメーカーにクレームを出して自分のことは責めないにもかかわらず、行動変化に失敗したときは、自分を責める。このように、説明書が間違えているにもかかわらず、自分を責めてもネガティブになり、次の行動を起こせないようになるだけです。行動変化できないのは、人格に欠陥があるだけではなく、そもそも問題の設計に欠陥があることに気付いてほしいです。

効率的に行動変化させるために必要な3つのポイントは①自分自身を裁くことをやめる。②目標を決め「小さい行動」に分解する。③過ちを発見として受け入れ、前進するために役立てる。です。

大きな結果を得るためには、小さな変化に目を向けること、そして、自己分析することが大切です。そこで、筆者が生み出したのが「小さな習慣(タイニーハビット)」プログラムです。ポイントは、あなたが望む行動を1つ選び、それを「小さい行動」に分析し、生活の中で自然に取り組める場所に植え、成長させることです。赤ちゃんは道路で何度転んでも大きなけがはしないが、大人が道路で転ぶと血が出て、ひどいときには骨折します。小さな行動とは、赤ちゃんが転ぶのと同じで失敗しても軽症です。しかも、人間は慣れていないことには、小さなことから始める癖があります。だから、小さな習慣にはリスクヘッジしなくても大丈夫なんです。小さいことだからすぐに立て直すことができます。

自分を変えるには「やる気・意志の力」が一番大切と思われていますが、もちろん大切ですがこれを強化するには、時間が掛かり持続させるのも難しい。ここにアプローチしても、どこかで挫折し同じ失敗を繰り返します。だからこそ、小さな習慣の変化を繰り返すことが大切。これができれば、自然と「やる気・意志の力」も高まります。

タイニーハビット(小さな習慣)の3つの構造は、①アンカー(錨)の瞬間〈アンカーによって思い出す〉、②小さい行動〈アンカーの直後に実践する〉、③祝福〈できた直後に褒める〉です。

この例として、歯間ブラシの習慣づけが紹介されています。①好みの歯間ブラシを見付ける。②歯ブラシの隣に置く。③歯磨きの後に歯を1本歯間ブラシする。④できたことを心地よく思う。こうすると、まず1本できるようになり、自分から2,3本と歯間ブラシをするようになり、気持ちよく習慣化できるのです。

イントロでは、例を挙げて分かりやすく書かれていますが。まだ、詳しい内容を読んでないので、タイニーハビットをもっと詳しく理解し、紹介していきたいと思います。

明日また投稿しようと思います!!