本好き教師の読書感想文

現役小学校教師がおすすめ本を紹介しています!

幸福学 ハーバード・ビジネス・レビュー編集部

ハーバードといえば、アメリカ大統領8人・ノーベル賞受賞者48人輩出した超絶有名大学ですよね。今、ハーバードの講義の中で、一瞬で定員が埋まるといわれているのが「幸福学」の講義なんです。世界の賢人たちが、注目するのが幸福を学び、研究する学問です。幸福に興味がないという人のほうが少ないとは思いますが・・・最先端のテクノロジーを駆使して幸福を研究し、どうすれば幸福になれるか(宗教っぽいけどちょっと違う)が科学的に明らかになってきています。


それでは、この本を自分なりにまとめてみると、
「笑顔で満足している人よりも、悪い事態でも見方を変え目標に向かって実現していくのが幸せな人生」です。
 

持続的な幸福に不可欠な5つの信条が紹介されています。(P)ポジティブな感情(E)エンゲージメント〈職場でのやりがい〉(R)関係(M)意味〈職場の理念〉(A)業績 を意識して仕事や生活ができることで、人生に共感や感謝・生きる意味を感じ幸福感が高まるそうです。さすがハーバード、少し難解ではありますが、詳しくは本を読んでみてください。
 

次に、わたしにとってとても興味深かった「幸福が何かについての誤解」をお伝えします。わたしは幸福になることが人生の目的だと考えていました。だから、「望みを叶えることができれば幸福だ」と考えていました。しかしこれは誤解だと書かれています。「幸福はただの手段でしかなく、目的に向かうプロセスこそが一番の幸福、その中での失敗や成功全てが幸福をつくり出し充実した人生を送ることができる」と書かれていました。これは、目からうろこだと思いました。
ごく一部の紹介ですが、興味をもたれた方は、一度読んでみてください。

では、また次の1冊で!!